ティッシュソルトとは・・
ティッシュソルト(組織塩)は、19世紀にシュスラー博士という医師が体系化した療法です。
セルソルトとも呼ばれています。
シュスラー博士は、体内には12種類の必須無機塩(必須ミネラル)が存在し、
それらのバランスが崩れることで病気が生じると考えました。
12種類それぞれが細胞レベルに働き、細胞と体のミネラルの動きを活性化させます。
一般的なサプリメントとは異なり、体内ミネラルが不足していたら補い、多過ぎるときは排出を促し、
過剰になることなくバランスを調整するように働きかけます。
フラワーエッセンスでは届きにくい、肉体に近い領域へのアプローチとしてお使いいただくと良いと思います。
ちなみに・・
ティッシュソルトのソルトとは、食品としての塩(しお)ではなく、化学においての塩(えん)になります。
ティッシュソルトも様々なブランドがありますが、私が取り扱うブランドは、
アリスワンとHelios(ヘリオス)になります。
アリスワンの特徴としては、ラクトース(乳糖)を使用せず、血糖値に影響を与えない糖アルコール(イソマルトオリゴ糖)を使用しています。糖尿病の方にも安心してお使いいただけます。
一粒の大きさが約1cm近くあります。
一方Helios社のものは、ラクトース(乳糖)/スクロース(ショ糖)から作られたタブレットになります。
一粒の大きさは約6.5mm。
ティッシュソルトの製造方法
ティッシュソルトの製造方法は、ホメオパシーのレメディーの作られ方と同じく 『希釈振盪(きしゃくしんとう)』 という方法で作られます。
希釈振盪とは、物質成分を薄めて、振りながら叩く(振動を与える)のですが、これを繰り返す回数を表すのがポーテンシーです。
10倍に薄めたものを「D1」と表します。(1Xと表記されることもあります)
ティッシュソルトはポーテンシー「D6」が多く使われますが、これは10倍希釈法を6回行ったもの(100万倍希釈)になります。
物質的なサプリメント効果も残しながら、ミネラルを吸収しやすいポーテンシーとなっています。
この希釈振盪されたものを乳糖錠に吹き付けます。
メーカーによっては乳糖錠ではなく、ショ糖錠、イソマルト錠を使用していることもあります。
12種類のティッシュソルト
Calc-f | カルクフロアー | フッ化カルシウム |
Calc-p | カルクフォス | リン酸カルシウム |
Calc-s | カリサルファー | 硫酸カルシウム |
Ferr-p | ファーランフォス | リン酸鉄 |
Kali-m | カリマー | 塩化カリウム |
Kali-p | カリフォス | リン酸カリウム |
Kali-s | カリサルファー | 硫酸カリウム |
Mag-p | マグフォス | リン酸マグネシウム |
Nat-m | ナトマー | 塩化ナトリウム |
Nat-p | ナトフォス | リン酸ナトリウム |
Nat-s | ナトサルファー | 硫酸ナトリウム |
Sil | シリカ | 二酸化ケイ素 |
ティッシュソルトの摂り方
舌下または口の中で溶かすことで、口腔粘膜から吸収させます。
(メーカーにより用法、用量が異なります。)
緊急時の場合は、必要に応じて15~20分おきに(上限4回まで)
急性の場合は、1~2時間おきに。
長く続いている不調の場合は、1日1~3回を少し長めに数週間お摂りいただくことをオススメします。
不調に応じて1種類に絞り込めるようなら、その方がよりダイレクトに反応が分かりやすい傾向にありますが、
相乗効果が見込める数種類をお摂りいただく、または数種類が一緒になっているコンビネーション+単品でお摂りいただくのも良いかと思います。
面白いことに、その時の身体の状態により、同じものを摂っても味が違って感じたり、
溶けやすかったり溶けにくかったりすることもあります。
私も普段はほんのり甘くてほっこりしていたのに、ある日はマズイ!と感じたことがありました。
ティッシュソルトは医薬品ではありませんので、
一般の治療薬の代わりになるものではありません。
病気や体調がすぐれないときは、必ず専門の医師の診察を受けましょう。